金足農が3回戦進出 エース吉田が9回13K3失点154球、2戦で計311球投げ抜く

金足農が3回戦へ進出
金足農が3回戦へ進出

9回には自らダメ押しのタイムリー、13Kのうち9Kが見逃しで2戦連続2桁K

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第10日、第2試合は金足農(秋田)がエース・吉田の13三振を奪う力投で大垣日大(岐阜)に6-3で競り勝って3回戦に進んだ。

 “みちのくの剛腕”が再びうなりをあげた。吉田の直球はMAX149キロを計測したものの、序盤は伸びを欠いて大垣日大打線につかまる。1点を先制した直後の初回は1回戦で2本塁打の5番・小野寺に同点適時打を浴び、3回も2死走者なしから小野寺への四球をきっかけに連打を浴びて追いつかれた。

 しかし、中盤から相手が狙っている直球を減らし、スライダー中心の配球に切り替えて三振を量産。8回に5番・大友のソロ本塁打で4-3と勝ち越すと、さらにギアを上げて小野寺を含む3者連続で見逃し三振、13個中9個を見逃しで取るというクレバーなピッチングを披露した。9回には、自ら6点目をたたき出す中前適時打。まさに投げて打っての大活躍を見せた。

 この日も投球数は150球を超えたが、この段階でまた149キロを計測。8回~9回で4者連続三振を取るというタフさを見せつけた。1回戦の157球に続き、この日は154球の力投。2試合で計311球を投げ抜いた。2試合連続の2桁奪三振を記録した。

 大垣日大は、先発の内藤を3回からリリーフした杉本が、吉田と渡り合ってよく投げたが、8回の一発で緊張の糸が切れ、9回に決定的な2点を許した。

(Full-Count編集部)

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