侍U-15代表、ドミニカ共和国に快勝でスーパーR進出 唯一の中2・福原が躍動

2年前にはU-12代表でアジア選手権出場「外国人のモーションの盗み方は頭に入っていた」

 2年前の侍ジャパンでの経験が今、生きている。16年には中国で行われた第9回BFAアジア選手権(中国)にU-12日本代表として出場。「4番・捕手」として日本をアジアの頂点へと導いた。今回はそれに続く代表での遠征。「外国人はくせ球があることや、モーションの盗み方は頭に入っていた」。海外での食事が口に合わず、スーパーで買ったカップ麺に頼る選手もいる中、福原は「前はもっとひどかった。鳥の頭が入った食べ物とか、手が付けられない食べ物が出てきた」といい「今回は全然大丈夫です」と頼もしい。

 福原をはじめ、出塁後、初球から積極的に盗塁を繰り返し、相手をかく乱して得点につなげたナインに対し、清水隆行監督は「盗塁はチャンスがあればどんどん行こうと言っていた。選手たちがよくまとまって頑張ってくれた」と感謝。大活躍の福原には「オールマイティーな働きを期待している」といい「犠打も上手だし、走塁も打撃も見事だった。スピードがあるので、彼が2番に入ることで色んな攻撃パターンができる。本当に今日は期待通りの活躍をしてくれた」と絶賛した。

 これで日本は3勝1敗となり、4連勝のキューバとともにスーパーラウンド進出を決めた。明日14日(日本時間15日)は4敗と勝ち星がない南アフリカとの対戦。格下相手に確実に白星を手にし、勢いに乗ってスーパーラウンドが行われるダビに向かいたいところだ。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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