初戦16Kの創志学園・西が再登場! 強豪校、伝統校勢揃い…第11日見どころ

第11日は2回戦が計4試合行われる
第11日は2回戦が計4試合行われる

木更津総合、日大三、龍谷大平安らも2戦目迎える

 第100回全国高等学校野球選手権第11日は15日、73回目の終戦記念日に2回戦4試合が行われる。第1試合では、1回戦で創成館(長崎)から16奪三振の快投を見せた創志学園(岡山)の2年生エース・西が再び登場。木更津総合(東千葉)、日大三(西東京)、龍谷大平安(京都)など強豪校、名門校が続々と2試合目に臨み、どの試合も目が離せないスリリングな展開となりそうだ。

 レジェンド始球式には、沖縄高で沖縄県勢として初めて1962年の第44回大会に出場、沖縄出身初のプロ野球選手として広島で活躍したパイオニア・安仁屋宗八氏が登場する。

◯下関国際(山口)-創志学園(岡山)8時

 中国勢同士の対決となった。創志学園・西の伸びのある直球とスライダーは、わかっていてもそうは打てないレベル。下関国際のエースで4番・鶴田も、1回戦の花巻東戦で140キロ台後半の直球を軸に10回2失点と好投している。初戦では両校ともに2桁安打を放っているが、今回は点の取り合いより接戦になる可能性が高いか。たたみかける打力ではやや創志学園に分があるが、下関国際は大黒柱の鶴田がピッチングでは先に点を与えず、バッティングでは得点源になれるかどうか。いずれにせよ、投でも打でも西VS鶴田の勝負が鍵を握ることは間違いない。

◯興南(沖縄)-木更津総合(東千葉)10時30分

 興南は1回戦でエース左腕の藤木が好投したが、この試合は1回戦の土浦日大戦でリリーフして好投、沖縄大会でも決勝で完封勝利を挙げている2年生左腕・宮城が先発か。140キロ台の速球は力があり、木更津総合といえども打つのに苦労しそう。エースで4番の野尻は1回戦で7回2/3を1失点、109球と余力を残しており、バッティングでも6打席で2安打を含む5回出塁と、主軸としての働きを見せている。打線の迫力では木更津総合だが、投手力とチームバランスの良さでは興南も負けておらず、どちらが勝つにせよクロスゲームが予想される好カード。

◯日大三(西東京)-奈良大付(奈良)13時

 初戦15安打16得点と自慢の強打が早くも爆発した日大三。奈良大付も1回戦では12安打を放っており、打線の迫力では負けていない。対照的なのは投手陣で、西東京大会でも甲子園でも右腕・中村から左腕・河村の継投策に自信を持つ日大三に対し、奈良大付はエース右腕・木村が頼りだ。打ち合い必至の顔合わせだが、特に奈良大付は先に点を取ってリードし、木村の頑張りと日大三の焦りを誘う展開に持ち込むのが理想。何点取ってもセーフティーリードにならないような、打撃戦の醍醐味を味わいたい一戦だ。

◯龍谷大平安(京都)-八戸学院光星(青森)15時30分

 初戦で甲子園春夏通算100勝を挙げた龍谷大平安は、重圧から解放されのびのびとプレーできそう。1回戦は鳥取城北相手に2点リードを追いつかれ、9回サヨナラ勝ちだったが、もともと京都大会準決勝まで5試合すべてコールド、決勝も11-0と打ち勝ってきた打撃のチーム。八戸学院光星は延長戦で打撃戦に競り勝ってきたが、投手陣はやや不安を残す出来だっただけに、龍谷大平安の打線をどこまで抑えられるか。打線は初戦で2本塁打と当たっている4番・東をはじめ、1番~5番で12安打中10安打と上位打線が活発なだけに、下位打線の奮起に期待。

(Full-Count編集部)

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