侍J女子代表が前田健太と対面 エールに感激の里綾実「励みになりました」
第8回W杯に向けて米国入り、LAでドジャース戦を観戦
第8回WBSC女子野球ワールドカップ(22~31日、米国フロリダ)で6連覇を目指す侍ジャパン女子代表は15日(日本時間16日)、米国ロサンゼルスに到着。ドジャースタジアムで、前田健太投手から激励された。
時差ボケによる眠気は一瞬で消え、選手たちの顔に生気が戻った。PL学園高出身の木戸克彦ヘッドコーチが後輩である前田と連絡を取っており、試合直前にも関わらず、対面が実現した。
ドジャースの記者会見場で記念撮影に応じた前田は、真剣な表情で言葉を待つ代表選手20人に語りかけた。
「6連覇を目指して、頑張って下さい。たくさんの子供たちが皆さんを目標にして頑張っていると思うので、夢を与えられるような試合をたくさんしてください。応援しています」
現役メジャーリーガーの心のこもったエールに、選手たちは感激の面持ちだった。エースの里綾実投手(愛知ディオーネ)は「4年前にテレビ番組『ジョブチューン』で共演させていただいた時もそうだったのですが、とてもフランクな方。今日の激励でも『子供たちのお手本に』と言ってくれました。女子野球人口が少ない中で、メジャーの方がそう言ってくれて、うれしかったし、励みになりました」と気持ちを新たにした。
対面後にはドジャース対ジャイアンツ戦を観戦。本場の応援スタイルにつられるように、立ち上がって歓声を送るなど、メジャーリーグの雰囲気を存分に味わった。最高の形で時差ボケ解消を終え、16日(同17日)にはフロリダに移動。野球モードに完全に切り替え、22日の開幕に向かっていく。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)