大阪桐蔭が好左腕・山田を攻略しベスト8進出 主将・中川が逆転2点打

第4試合は大阪桐蔭が高岡商を退けベスト8進出
第4試合は大阪桐蔭が高岡商を退けベスト8進出

高岡商のエース左腕・山田は11Kと好投も…

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第12日、第4試合は大阪桐蔭(北大阪)が高岡商(富山)のエース左腕・山田に11三振を喫しながらも3-1で勝って準々決勝進出。史上初となる2度目の春夏連覇まで、あと3勝とした。

 真っ向勝負を挑んできたMAX148キロ左腕に対し、2回には3者連続三振。3回にも藤原、根尾のプロ注目コンビが連続三振に斬ってとられた。ミートがうまく、空振りすらめったにしない大阪桐蔭打線が、2桁三振を喫した。

 しかし、ここぞというチャンスを逃さなかった。3回は安打と四球の走者を置いて、3番・中川主将が逆転の左越え2点適時二塁打。6回にも、右翼線に落ちる二塁打で根尾が出塁すると、7番・山田が左越え適時二塁打と、着実に得点を重ねていった。

 左が7人並ぶ高岡商打線を相手に、北大阪大会4回戦以来の先発となった左腕・横川も2回こそ制球を乱して失点したものの、5回を3安打9奪三振と及第点の投球内容。6回からはエース右腕・柿木に継投し、6回以降もわずか2安打と高岡商打線を寄せつけなかった。

 高岡商は2回に無死満塁の絶好機を作り、1死後押し出しの死球で先取点を挙げたものの、後続なく1点止まり。5回には横川の投ゴロ悪送球などもあり、無死一、二塁のチャンスを迎えたが、スリーバント失敗で走者を送れず。数少ないチャンスをものにできず、138球の熱投を見せ11三振を奪った山田を援護できなかった。

(Full-Count編集部)

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