大きく様変わりした救援事情 補強に成功したチーム、苦戦するチーム【パ編】
松井、福山の不振でブルペン崩壊の楽天、うまい補強で“勝ち組”のオリ
〇楽天
・2018年
ハーマン 42試2勝1敗16S12H 41回 率1.10
松井裕樹 40試4勝6敗2S10H 42回 率4.50
高梨雄平 49試1勝3敗1S10H 31回2/3 率2.56
久保裕也 19試1勝0敗1S2H 20回2/3 率2.18
青山浩二 38試2勝1敗0S16H 37回 率2.19
宋家豪 25試4勝2敗0S5H 26回2/3 率2.03
池田隆英 15試1勝5敗0S4H 42回2/3 率5.91
福山博之 21試1勝2敗0S3H 21回1/3 率6.75
・2017年
松井裕樹 43試3勝1敗29S4H 44回2/3 率0.20
福山博之 46試6勝0敗5S17H 41回1/3 率1.09
ハーマン 43試3勝1敗1S28H 41回 率3.07
森原康平 34試2勝4敗0S13H 31回1/3 率4.88
高梨雄平 28試1勝0敗0S7H 27回1/3 率0.99
久保裕也 22試2勝0敗0S6H 25回1/3 率2.84
楽天の転落の原因も救援陣の大誤算だと言えよう。昨年の松井裕樹はこの時期まで自責点はわずかに「1」だった。しかし今季はクローザーの座をハーマンに譲っている。
ハーマンは期待通りの働きだが、昨年、絶対的なセットアッパーだった福山も大不振。チームは「勝利の方程式」の作り直しを余儀なくされている。
〇オリックス
・2018年
増井浩俊 51試1勝3敗28S9H 53回1/3 率2.19
山本由伸 44試4勝1敗1S27H 43回2/3 率2.27
比嘉幹貴 29試0勝2敗1S7H 26回2/3 率1.01
吉田一将 49試3勝4敗0S20H 48回2/3 率3.33
黒木優太 31試0勝1敗0S15H 27回 率4.00
近藤大亮 43試3勝3敗0S8H 46回2/3 率3.47
山田修義 11試1勝0敗0S7H 9回 率0.00
岩本輝 12試1勝1敗0S5H 11回1/3 率2.38
澤田圭佑 29試3勝0敗0S5H 29回1/3 率2.15
山岡泰輔 23試3勝10敗0S4H 104回2/3 率4.30
・2017年
平野佳寿 43試2勝6敗21S7H 42回1/3 率2.76
黒木優太 48試5勝2敗2S24H 47回1/3 率3.42
ヘルメン 28試1勝0敗2S6H 30回2/3 率1.47
近藤大亮 36試1勝0敗1S13H 37回2/3 率2.87
吉田一将 25試1勝1敗0S6H 23回 率3.52
大山暁史 23試1勝0敗0S4H 15回2/3 率4.60
海田智行 12試0勝1敗0S3H 10回2/3 率5.91
オリックスはクローザーだった平野が海外移籍し、その後を日ハムからFA移籍の増井で埋めた。増井はリーグ1位の28セーブ。平野の穴を埋めて余りある活躍を見せている。誠に賢明な補強だった。さらに今季は新鋭の山本がセットアッパーとして台頭。吉田一、近藤大らと頼りがいのある救援陣を形成している。
こと救援投手に関して、オリックスは勝ち組と言えよう。