大きく様変わりした救援事情 補強に成功したチーム、苦戦するチーム【パ編】
戦力ダウン食い止めた日ハム、内が新守護神も不安定なロッテ
〇日本ハム
・2018年
トンキン 43試4勝2敗12S17H 42回 率1.93
石川直也 37試1勝2敗9S17H 33回2/3 率2.94
浦野博司 22試2勝1敗6S1H 29回1/3 率1.53
有原航平 17試7勝3敗2S1H 91回 率4.15
西村天裕 25試2勝2敗1S8H 22回 率3.68
井口和朋 26試1勝1敗1S4H 27回2/3 率2.28
宮西尚生 39試2勝1敗0S26H 31回 率1.74
公文克彦 41試2勝0敗0S9H 40回1/3 率1.34
玉井大翔 30試1勝2敗0S2H 37回2/3 率4.06
・2017年
増井浩俊 36試3勝1敗17S6H 36回 率2.25
谷元圭介 36試0勝2敗1S21H 32回2/3 率3.31
マーティン 29試0勝2敗1S18H 27回 率1.67
宮西尚生 39試3勝4敗0S19H 32回2/3 率3.58
鍵谷陽平 45試2勝2敗0S9H 43回2/3 率2.47
石川直也 34試0勝1敗0S7H 34回2/3 率3.38
田中豊樹 19試0勝0敗0S3H 19回 率3.32
日本ハムはクローザーの増井がFA移籍し、さらに昨シーズン中にセットアッパーの谷元もトレードで中日に出した。しかし、今季は新外国人トンキンと石川がクローザー、セットアッパーを交互に担い、その穴を埋めている。宮西、公文らも渋い働きで、大きな戦力ダウンには至っていない。
〇ロッテ
・2018年
内竜也 46試2勝3敗22S7H 47回 率3.83
益田直也 50試2勝6敗3S13H 47回1/3 率3.42
シェッパーズ 22試0勝1敗1S9H 21回 率3.86
松永昂大 43試2勝1敗0S21H 28回1/3 率2.22
大谷智久 40試0勝3敗0S18H 36回 率5.00
南昌輝 35試2勝2敗0S6H 33回 率3.00
田中靖洋 30試2勝1敗0S5H 25回2/3 率4.56
有吉優樹 23試4勝2敗0S2H 70回 率3.09
岩下大輝 8試0勝2敗0S2H 7回 率2.57
・2017年
益田直也 38試0勝4敗9S6H 35回1/3 率5.09
内竜也 36試4勝1敗8S11H 35回2/3 率2.27
大谷智久 42試2勝2敗0S17H 40回 率3.15
松永昂大 37試1勝2敗0S11H 26回2/3 率3.04
有吉優樹 40試2勝4敗0S9H 41回1/3 率3.27
土肥星也 16試0勝1敗0S2H 17回1/3 率6.23
南昌輝 10試0勝0敗0S2H 9回2/3 率1.86
ロッテはここ2年クローザーとして活躍していた益田に代わって内を抑えに指名。当初はいい働きだったが、7月は出ると打たれる試合が続いた。8月になって立ち直り、リーグ2位の22セーブ。頼りになるセットアッパーだった大谷も打たれる試合が多く、松永らの健闘はあるにせよ、救援陣は不安を抱えている。
こうしてみると複数年にわたって信頼感のある救援投手であり続けることの難しさを実感する。終盤戦に向けて、これらの救援投手はどんなパフォーマンスを見せるだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)