ミラクル金足農! 2ランスクイズで逆転サヨナラ4強進出…準々決勝第4試合

金足農が劇的サヨナラ勝ちでベスト4進出
金足農が劇的サヨナラ勝ちでベスト4進出

吉田615球、4戦連続2桁の10K完投 準決勝は強打・日大三と対戦

 第100回全国高校野球選手権記念大会第14日、準々決勝第4試合は、金足農(秋田)が、1点ビハインドの9回裏、無死満塁から2ランスクイズを決めて3-2と劇的な逆転サヨナラ勝ち。プロ注目の吉田輝星投手は、この日140球を投げ10奪三振。計615球、大会史上7人目となる4試合連続2桁奪三振、通算51Kと鉄腕ぶりを見せ、準決勝で日大三(西東京)と対戦する。

 3回戦の横浜戦に続き、まさかの結末が待っていた。金足農は土壇場9回、連打と四球で無死満塁と絶好のチャンス。回ってきたのは、甲子園でいまだヒットがない9番・斉藤だった。カウント1-1からの3球目を、三塁前にスクイズ。三塁走者が同点のホームを踏み、ボールが一塁へ転送される間に二塁走者も三塁を回って、躊躇なくホーム突入。ボールはバックホームされたが、間一髪滑り込んで劇的な逆転サヨナラ2ランスクイズが決まった。

 吉田はボール先行のカウントになるケースも多く、苦しいピッチングながら要所で三振を奪い、9回も最後のバッターから三振を奪って10個目。大会史上7人目となる4試合2桁奪三振を達成した。

 横浜戦以上に敗色濃厚な状況から、神がかり的な逆転。次の相手は、この日7回2死まで無安打でも打ち勝った日大三となる。2度全国制覇の強豪相手に、吉田が5試合目となる甲子園のマウンドに登るのは間違いない。吉田の夏は、まだ続く。

(Full-Count編集部)

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