高田延彦が始球式 「出てこいやー!」とハム浅間を呼び込みノーバン投球
西武・山川からプレッシャー「僕らも気合が入るので応援してます」
西武は19日、本拠地での日本ハム戦で、パ・リーグ6球団共同企画「パ・リーグ 親子ヒーロープロジェクト」を開催。その一環として、ディズニー/ピクサー新作映画『インクレディブル・ファミリー』と、前作『Mr.インクレディブル』に声優として出演している元プロレスラーでタレントの高田延彦が来場した。
高田は試合前に行われる始球式に先立ち、同じく映画『インクレディブル・ファミリー』に声優として参加した山川穂高内野手とキャッチボールした。元々、野球少年だったという高田は、山川のミットへ力強い球を投げ込むと「キャッチボールだけで十分だよ」と興奮気味に語った。
十分肩が温まったところで取材に応じ、「マウンドでは日本ハムの1番バッターに(時速)130キロを投げ込む」と息巻いたが、自分で言った数字にたじろいだのか「いや、90くらいかな」と謙虚に“訂正”した。
6月27日にゴールデンボンバーの樽美酒研二が始球式に登場し、芸能界最速と言われる135キロを叩き出した。高田の130キロ超えの可能性について聞かれた山川は「僕が本気で投げてもそれくらいなので厳しい」と、あくまで現実的。同時に「ただ、力は僕らよりあると思うので、アドレナリンを出して投手の気持ちで投げれば」と激励した。高田が「では、93キロは出ますかね」と目標を少し上方修正すると、山川は「出ます!」と太鼓判を押した。
「映画の主人公たちのように、スーパーパワーを授かるなら」と質問されると、高田は「山川選手のようなパワーが欲しい!あと、こういうファイターがRIZINにも欲しい!今、ヘビー級が薄いんだよ」」と、自らが携わる総合格闘技「RIZIN(ライジン)」へさりげなく勧誘し、笑いを誘った。
これに笑顔で返した山川は「高田さんのような熱い魂が欲しい。正直、メンタル強くないので」と、まさかの“激白”。数々の大舞台で戦ってきた高田に羨望の眼差しを向けた。
山川が今季本塁打数について「60。一番高い目標を設定しています」と明かすと、高田は「行くんじゃないかな」と太鼓判。「これからも失速せずにますます自分を磨いて、王さんの記録(868本)を抜いてほしい」とエールを送った。
「高田さんの気合のこもった1球で僕らも気合が入るので、応援しています」とプレッシャーをかけられた高田は、始球式のマウンドに上がると「出てこいやー!」とおなじみの絶叫。日本ハムの1番・浅間を打席に呼び込むと、見事外角高めへのノーバン投球を成功させた。
球速は不明だったが、気合のこもった1球を投げ終えると和やかな笑顔でベンチに一礼。満足げな表情を浮かべながら、“威風堂々”とグラウンドを引き上げて行った。