決勝戦のレジェンド始球式 トリはあの伝説の試合を投げ合った2人

「レジェンド始球式」ラストは伝説の名勝負を繰り広げた2人
「レジェンド始球式」ラストは伝説の名勝負を繰り広げた2人

決勝引き分け再試合を投げ合った太田氏と井上氏

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会で連日行われてきた、往年の名選手による「レジェンド始球式」。第1日の松井秀喜氏に始まり、第15日の準決勝では桑田真澄氏、佐々木主浩氏の2人が第1、第2試合に分かれて始球式をつとめたが、ラストは1969年、第51回大会決勝の松山商(愛媛)‐三沢(青森)戦、延長18回0-0で引き分け再試合の激闘を演じた三沢OBの太田幸司氏と、松山商OBの井上明氏がダブルでつとめる。

 太田氏は、東北勢として戦後初の決勝進出を果たし、準々決勝以降再試合までの45イニングをひとりで投げ抜くなど、金足農・吉田をほうふつとさせる部分もある。その後はプロ野球近鉄でも活躍した。井上さんも社会人野球を経て、新聞社で高校野球担当記者になるなど、甲子園との縁は深い。ラストにふさわしい2人のファーストピッチで、決勝戦の幕が上がることになる。

(Full-Count編集部)

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