大谷翔平、次回投球練習は23日 次週は45~50球まで球数アップと米報道

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

ソーシア監督は進捗状況に満足、21日実戦形式は「何球かは“フルゴリラ”」

 エンゼルスのマイク・ソーシア監督は21日(日本時間22日)、前日にアリゾナ州テンピにある球団施設で実戦形式の投球練習を行った大谷翔平投手について、「何球かは“フルゴリラ”だった」と100パーセントの全力投球があったことに満足感を示した。球団公式サイトが報じている。

 チームは休養日だった20日(同21日)、大谷は球団施設でシミュレーテッドゲームと呼ばれる実戦形式の練習に登板した。6月に右肘靭帯損傷が判明して以来、初めて打者と対戦した大谷は、ルーキーリーグの打者相手に29球を投げていた。

 その時の様子について、指揮官は「あれは負荷の高い投球セッションだった。何球かはフルゴリラ(=全力投球)のレベルだった。30球全てがそうではなかったが」と話し、次回は22日(同23日)に再びシミュレーテッドゲームかブルペンで投球練習を行う予定だと明かしたそうだ。また、記事によれば、エンゼルスは来週にも大谷の投球数を45~50球に上げる予定だという。

 具体的なメジャー復帰日は決まっておらず。ソーシア監督はこれまで通り「我々は全てのステップを注視していくことになる。願わくば、シーズン終了までにはメジャー復帰させたい」と話したそうだ。

 通常ならば、怪我をした投手は傘下マイナーでリハビリ登板を重ね、実戦感覚を養うプロセスを踏むが、マイナー公式戦で投げるには故障者リストに入り、戦列を離れなければならない。となれば、打者・大谷をラインナップに組み込むことができず。ソーシア監督は「彼は打ちたがっている。我々も彼に打ってもらいたい」と話し、今後も指名打者として打席に立ちながらの二刀流調整を進める方針を明かした。

 リハビリ過程も通常とは違う道を歩む二刀流・大谷。まずは、フルゴリラモードの投球練習を行ったことで、確実に1歩メジャーのマウンドに近づいた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY