本命はヤンキース新星も…ア新人王争いは混戦模様、大谷が受賞する可能性は
打者ではアンドゥハーが最右翼、20発&3割近い打率
MLB各球団は162試合のうち125試合前後を消化。そろそろ各タイトルや表彰の候補が見えてきた。注目されるのが、エンゼルス大谷翔平が所属するアメリカン・リーグの新人王(Rookie of the Year)争いだ。
MLBの新人資格は前年までの通算実績が、打者なら130打数以内、投手なら投球回50イニングス以内。さらに各年9月1日までの25人ロースター在籍期間が45日以内となっている。
今季、投打で有力な新人王候補を見ていこう。
〇有資格者の打者成績 本塁打数10傑
アンドゥハー(ヤンキース)三塁 20本 114試437打130安66点2盗 率.297
パルカ(ホワイトソックス)外野 18本 91試306打73安50点2盗 率.239
トーレス(ヤンキース)二塁 18本 87試307打82安53点3盗 率.267
グズマン(レンジャース)一塁 13本 96試305打73安47点1盗 率.239
グッドラム(タイガース)一塁 13本 105試347打79安41点9盗 率.228
大谷翔平(エンゼルス)投手 13本 72試221打59安38点6盗 率.267
バウアーズ(レイズ)一塁 9本 66試230打48安34点4盗 率.209
スタッシ(アストロズ)捕手 8本 75試207打49安27点0盗 率.237
ガーバー(ツインズ)捕手 7本 83試245打64安30点0盗 率.261
ウェンドル(レイズ)二塁 7本 107試365打106安44点8盗 率.290
アダメス(レイズ)遊撃 7本 52試合174打44安19点5盗塁 率.253
ヤンキースのアンドゥハーは数年前まで大打者アレックス・ロドリゲスが守っていた三塁の正位置を獲得。20本塁打に加え、3割近い打率を維持している。打者としては新人王に最も近いところにいる。
大谷は本塁打数は4位タイだが、アンドゥハーの半分強の打数で13本、38打点の勝負強さが光っている。また6盗塁もリーグ新人4位だ。
なお、公式サイトの新人王ランキングには大谷翔平の名前はない。投手登録している選手の打撃成績を表示することを想定していなかったためと思われる。