本命はヤンキース新星も…ア新人王争いは混戦模様、大谷が受賞する可能性は
昨年のジャッジのような大本命は不在、話題性では大谷も有力候補
昨年のア・リーグの新人王はヤンキースのアーロン・ジャッジが52本塁打114打点、打率.284の破天荒な成績で受賞。ジャッジはMVP投票でもアストロズのホセ。アルトゥーベに次ぐ2位に入っている。
今季はジャッジのような大本命が不在。数字ではなく記者投票なので、印象面でのインパクトが結果を大きく左右する。
大谷翔平は投打ともに数字ではやや足りないが、「二刀流」という話題性によって有力候補ではあろう。
終盤戦に向けて、打者としてさらに活躍するとともに、投手として再びマウンドに上がっていいパフォーマンスを見せることができれば、記者のイメージもアップするだろう。
日本人選手のMLB新人王は、1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、2001年のイチロー(マリナーズ)の3人が受賞している。
大谷翔平にもまだ可能性は残されている。今後の活躍に期待したい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)