完全無視はもう古い!? アストロズが“全員ガン見”の新本塁打祝福法を披露
ダグアウトでハイタッチやハグを交わした後に…
最近のメジャーでは、ホームランを打った選手をベンチ全員が“完全無視”で出迎えるサイレントトリートメントが流行し、日本にもその波が押し寄せていた。が、どうやら早くも新たなホームラン祝福方法が誕生したようだ。22日(日本時間23日)敵地マリナーズ戦で披露された、アストロズの“全員ガン見”セレブレーションが話題になっている。
9-7と2点リードで迎えた9回表、先頭打者のホワイトがセンターへダメ押しのソロ弾を運んだ。ダイヤモンドを一周して戻ってきたホワイトを、チームメイトがハイタッチやハグでお出迎え。そして、ホワイトが最後にケンプとハグを交わした後だった。ホワイトはそのままベンチに座るのかと思いきや、ケンプはもちろん、カイケル、コレア、ブレグマンら周囲にいた選手と一斉に、ダグアウトを映し出すテレビカメラを“ガン見”。これには試合を中継する地元テレビ局の実況アナも「ワォ、これは最高ですね!」と歓喜の声を上げた。
MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では、世界一軍団が披露した類い稀なる“チームワーク”を特集。「アストロズはチームワークの良さをグラウンド上だけではなく、野球をさらに楽しくするために使っている」とし、公式ツイッターでは動画もあわせて紹介している。
アストロズの一糸乱れぬチームワークにファンも次々と反応。「バカウケ!」「これ最高!」「何これ!?」「この映像ほしい!」という声とともに、「いやいや、レンジャーズが先に始めたんだ」とテキサス州のライバルチームファンから“クレーム”も。さらには、完璧までの全員ガン見を、人気コメディ映画「ズーランダー」の主人公に重ね合わせるファンもいた。
サイレントトリートメントに続く、新たなホームラン祝福方法として広まりそうだ。