昨年の“レギュラー”は何人残った? 規定打席で見る各チームの動向【パ編】

ロッテは井上、中村が好調で打線を牽引

〇日本ハム
2018年4人
近藤健介 96試346打112安9本56点4盗 率.324・3位
中田翔 109試421打116安22本88点0盗 率.276・13位
西川遥輝 108試413打109安9本43点29盗 率.264・17位
レアード 104試388打91安23本55点0盗 率.235・27位

2017年5人
西川遥輝 138試541打160安9本44点39盗 率.296・4位
松本剛 115試402打110安5本33点6盗 率.274・10位
大田泰示 118試427打110安15本46点5盗 率.258・23位
レアード 137試503打115安32本90点0盗 率.229・25位
中田翔 129試472打102安16本67点0盗 率.216・27位

 1人減って4人になった。しかし昨年前半4割を打った近藤が、故障をしながらも規定打席入り。中田も好調。前半戦は「恐怖の2番」として活躍した大田泰示だが、7月8日に死球を喰らって戦線離脱。復帰間近だが、残り試合をフル出場すれば最終的に規定打席到達の可能性もある。

〇ロッテ
2018年6人
井上晴哉 97試340打100安19本73点1盗 率.294・7位
中村奨吾 107試406打119安5本49点28盗 率.293・8位
荻野貴司 78試317打91安2本25点20盗 率.287・10位
鈴木大地 107試361打93安2本29点8盗 率.258・20位
田村龍弘 107試329打82安3本28点3盗 率.249・21位
藤岡裕大 107試414打103安5本37点13盗 率.249・22位

2017年2人
角中勝也 110試383打103安8本44点6盗 率.269・14位
鈴木大地 143試508打132安11本52点6盗 率.260・21位

 昨年は開幕直後から最下位に沈み、そのまま浮上しなかったロッテ。規定打席到達も角中と鈴木の2人だけだったが、今季は6人。井上、中村と期待の若手がようやく育ってきた。ただ荻野は右手中指を骨折し、7月10日に登録抹消。9月の復帰が予定されているが、このままでは規定打席から外れる。一方で主軸の角中はあと少しで規定打席に到達する。そうなると6人の体制は変わらない。

 規定打席入りの人数だけではなく、若手への新陳代謝が進んでいるチームが前年より好調だということがわかる。残り試合で、この顔ぶれはどこまで変化するだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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