大谷翔平、15本塁打に手応えも二刀流での復活誓う 「仕事ができるように」

「4番・DH」でスタメン出場し、15号3ランを放つ活躍をみせたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
「4番・DH」でスタメン出場し、15号3ランを放つ活躍をみせたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「自分に与えられた仕事はできないんじゃないか」と反省も口にした

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのロッキーズ戦に「4番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場。第2打席で15号3ランを放つなど5打数2安打3打点の活躍で今季16度目のマルチを記録した。試合後は「確実に最初よりは技術的にも進歩していますし、打席の中での待ち方もいいんじゃないかなと思う」と手応えを口にした。

 この日、大谷は第2打席で左中間へ一時は逆転となる15号3ランを放つと、8回の第4打席では一挙5得点に繋がる左前打を放ち今季16度目のマルチ安打をマーク。4番の仕事を果たす活躍を見せたが「欲を言えば最後もう1本打ってダメ押しを入れればよかった」と、最終打席で見逃し三振に倒れた場面を反省した。

 日本人メジャーのルーキー本塁打は2006年の城島健司氏(マリナーズ)の18本がこれまでの最多。2位は2003年の松井秀喜氏(ヤンキース)の16本、大谷はロッテ・井口資仁監督が2005年にホワイトソックスで記録した15本に並び、3位タイとなった。

 これまで先輩たちが築き上げてきた領域に足を踏み入れることになったが「まだ終わってないので、特に何も感じることはないですが」と前置きしながら「確実に最初よりは技術的にも進歩していますし、打席の中での待ち方もいいんじゃないかなと思うので、もっといきたいなと思う」と手応えも口にした。

 開幕から投打の二刀流でメジャーを席巻してきたが、右肘のケガで「投手・大谷」の復帰は9月上旬になる見込み。ここまで打者として15本塁打をマークしたが「シーズン全体を通してみたら自分に与えられた仕事はできないんじゃないかと思うので。復帰も近いですがピッチャーのこともしっかり仕事ができるようにまたやっていきたい」と語り、二刀流での完全復活を誓っていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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