史上屈指の「強打の二塁手」 2度目の打点王を目指す西武・浅村
二塁手で打点王は希少、2度達成は元横浜ローズのみ
浅村は今季も二塁を守っている。途中で交代する試合はあったが、全試合二塁でスタメン出場している。
日本では、二塁手は「守備の人」という印象が強い。打順は2番や下位が多い。浅村のように二塁手で主軸という選手は極めて少ない。
昨年まで、NPBでは160人の打点王が誕生しているが「二塁手で打点王」は、以下の例しかない。
1978年 B.マルカーノ(阪急)94打点 126試合
1982年 落合博満(ロッテ)99打点 128試合
1993年 R.ローズ(横浜)94打点 130試合
1997年 小久保裕紀(ダイエー)114打点 135試合
1999年 R.ローズ(横浜)153打点 134試合
「二塁手で2度目の打点王」は元横浜のロバート・ローズのみ。浅村は2013年に110打点で打点王に輝いているが、二塁では10試合の出場のみで、一塁手として136試合に出場していた。
西武には秋山翔吾、山川穂高、中村剛也、森友哉と屈指の強打者がそろっている。浅村はそんな中ではやや地味な印象だが、しっかり数字は残している。
強打の二塁手・浅村は今季、どこまで打点を伸ばすだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)