三塁打&3者凡退の快投 二刀流で躍動の根尾、アジア制覇へ「いい糧にしたい」
打ってはマルチ安打、投手としては三振も奪取「いい球がいった」
侍ジャパン壮行試合「高校日本代表-大学日本代表」が28日に神宮球場で行われ、高校日本代表は大学日本代表に3-7で敗れた。大阪桐蔭の根尾昂は「5番・右翼」でスタメン出場し、三塁打を含む2安打を放つと、8回にはマウンドに上がって3者凡退の快投。試合後には「良い見本を見させてもらった」と大学日本代表の選手たちに感謝した。
根尾は2回、チーム初ヒットとなる左前打を放ち、5回には先頭でセンターの頭上を破る三塁打。続く蛭間の一ゴロで生還した。8回にはマウンドに上がり、1死から逢澤をスライダーで空振り三振に仕留めるなど3者凡退の快投。二刀流で躍動した。
試合後には「相手の先輩たちは素晴らしい投手だったので、甘い球はそんなに来ない。1球で仕留めようと思っていた」と打撃について振り返り、本職ではない右翼の守備については「最低限はできたけど、もっとできると思います」と振り返った。また、投球で三振を奪ったことを聞かれると「いい球がいったのでどうかなという感じだったんですけど、振ってくれたので良かったなという感じでした」と謙虚に話した。
9月3日からは2連覇を目指すアジア選手権(宮崎)に挑むが、「レベルの高い先輩たちとこうやってナイターで素晴らしいゲームさせてもらった。まだまだ自分たちに足りてないものも見えてきてますし、どうすればいいのかも少しずつ見えてきている。この1試合をアジア選手権にむけていい糧にできるように」と語った根尾。「いい見本を見させてもらった。自分たちももっと高いところ目指してやっていきたい」と誓っていた。
(Full-Count編集部)