大谷翔平、対左腕で先発外れる 今後の起用にソーシア監督「そのうち…」
対左腕は60打数10安打0本塁打、打率.167…
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)の本拠地ロッキーズ戦で2試合ぶりにスタメンから外れ、ベンチスタートとなった。この日、相手のロッキーズは左腕のフリーランドが先発。前日の同戦で15号本塁打を放った大谷がベンチスタートとなったのは、対左投手であることが理由かと問われたマイク・ソーシア監督は「イエス」と認めた。
今季、ここまで打者として77試合に出場し、232打数64安打15本塁打43打点、打率.276の成績をマークしている大谷。右投手に対しては172打数54安打15本塁打41打点、打率.314の好成績を残している一方で、左投手とは60打数10安打0本塁打2打点、打率.167と苦戦を強いられている。
エンゼルスもチームとして、打率.256を打っている右投手に対し、左投手は.225と全体的に低調。そのため、ソーシア監督は「左投手に対してもっと良い打撃が出来るように我々はチーム全体として目指しているところ。このシーズンはプレッシャーをあまりかけることができていない。マルテやプホルスら、左投手相手に実績を残している選手をラインナップで使っていきたい」と語り、まずはチームとしての左投手攻略を目指す考えを示す。
その中で、今後、対左投手に対して二刀流右腕をスタメンで起用する可能性について「ショウヘイが将来的に左投手を攻略してくれるようになると信じている。彼が左投手から打つには、打席を重ねていかなければならない。現在彼は右投手相手に素晴らしい打撃をしていて、左投手に対処しようとしている最中。そのうち左投手相手に打っていけるようにしていこうと思う」とソーシア監督は語っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)