金足農・吉田輝星が初登板でセーブ! 宮崎県選抜に勝利し本大会に弾み

宮崎県高校選抜相手に4-2で勝利した侍ジャパンU-18代表【写真:Getty Images】
宮崎県高校選抜相手に4-2で勝利した侍ジャパンU-18代表【写真:Getty Images】

藤原、小園が2安打、野尻は2本の適時三塁打で2打点

 9月3日から宮崎市内で行われる「第12回 BFA U18アジア選手権」に臨む高校野球日本代表の侍ジャパンU-18代表は31日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で宮崎県高校選抜と壮行試合を戦った。多くの観衆がスタンドを埋める中、2日後に本大会開幕を控える侍ジャパンU-18は、4-2で宮崎県選抜に勝利した。

 初回、先頭の藤原恭大(大阪桐蔭)が初球を左前に運ぶと、快足を飛ばしてこれを二塁打とした。続く小園海斗(報徳学園)が2ストライクからの4球目を中前に弾き返し、藤原が生還。わずか5球で先制すると、さらに2死二塁から野尻幸輝(木更津総合)が左中間への適時三塁打を放ち、初回から2点を奪った。

 5回には先頭の中川卓也(大阪桐蔭)が一ゴロ失策で出塁すると、再び野尻が右翼線を破る適時三塁打を放って1点を追加。続く奈良間大己(常葉大菊川)の左犠飛で野尻が還り、さらに1点を加えた。打線では藤原と小園が2安打、野尻は2本の適時三塁打で2打点と活躍。一方、根尾昂(大阪桐蔭)は無安打に終わり、3つの三振を喫した。

 先発マウンドに上がった野尻は2回までパーフェクト、3つの三振を奪う好投。2番手の山田龍聖(高岡商)は4回に3つの四球で満塁のピンチを背負うも、この回のアウト全てを三振で奪って無失点で凌いだ。

 3番手の市川悠太(明徳義塾)が5回に2つの押し出しで2点を奪われたものの、6、7回を渡邉勇太朗(浦和学院)、8回を柿木蓮(大阪桐蔭)が抑えてリードを守ると、9回には吉田輝星(金足農)が侍ジャパン初登板。きっちりと無失点で締めくくり、大会前最後の実戦を勝利で飾った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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