4番川端は打率.476、3番三浦は打点王 2人の「ベテラン」は6連覇に「ホッ」

決勝で先制打を放った侍ジャパン女子代表・川端友紀(右)【写真:Getty Images】
決勝で先制打を放った侍ジャパン女子代表・川端友紀(右)【写真:Getty Images】

決勝では6得点中4得点を叩き出した2人、川端は「外1本に絞って」先制打

 侍ジャパン女子代表は8月31日(日本時間9月1日)、「第8回WBSC 女子野球ワールドカップ」(米国フロリダ)の決勝でチャイニーズ・タイペイを6-0で破り、前人未到のワールドカップ30連勝と6連覇を達成した。

 ワールドカップ初采配の橘田恵監督を支え、平均年齢21歳と若いチームを頂点に導いたのは、指揮官がベテランと呼ぶ3人だった。3大会連続でMVPを獲得した絶対エースの里綾実投手(愛知ディオーネ)に加え、3番の三浦伊織外野手(京都フローラ)と4番の川端友紀内野手(埼玉アストライア)。クリーンアップの2人は決勝でもチーム6得点中、4打点を叩き出した。

 チーム最年長29歳の川端は、決勝で先制打を放った。初回2死三塁で強烈なピッチャー返しで三走を返した。29日のスーパーラウンド第2戦で対戦した時と同じ右腕が相手だけに、狙い球をきっちり絞り込んでいた。「初回で取れないと苦しい戦いになるので何とかしたいと思い、外1本に絞って、強く振ることを心がけました」と振り返る。

 4回1死二塁では、初対戦の左腕を攻略。「(体が)開かされるのは嫌だと思い、外1本に絞って踏み込んでいたので、(外角球を)あまり遠く感じずに強く振り抜くことができました」と左前にライナーで弾き返した。今大会21打数10安打4打点。チーム一の打率.476を残し、バットで引っ張った。

三浦は若手選手の“台頭”望む「私たちが後ろの打順に回るくらいになれば」

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