「さすが根尾」―先制打含むサイクル、5打数5安打の活躍に永田監督も脱帽

香港相手に26点奪い好発進「最後まで集中してやることが日本の野球」

「第12回 BFA U18アジア選手権」が3日に開幕し、侍ジャパンU-18代表はKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で香港代表に26-0と圧勝。2連覇へ向けて好スタートを切った。永田裕治監督は試合後、5打数5安打5打点でサイクル安打を達成した根尾昂（大阪桐蔭）について「さすが」と脱帽した。

　初回はまさかの3者凡退に終わった日本打線だが、2回は先頭の藤原恭大（大阪桐蔭）が四球を選ぶと、根尾が左翼線への適時三塁打。ここから火がついて一気に19点を奪った。永田監督は初回を「非常に硬かった」と振り返りつつ、根尾から始まった2回の猛攻については「さすが根尾ですね。根尾から始まって本当に点になっていったので」と話した。

　根尾はこの回、さらに右越えソロ、中前適時打を放つと、3回の第4打席で左前への二塁打をマークしてサイクル安打を達成。4回にもレフトへの適時二塁打を放ち、5安打5打点と大活躍した。

　2回の大量得点で試合は決まったが、その後も手を緩めることなく26点を奪取。永田監督は「最後まで集中してやることが日本の野球と絶えず言っていたので、それを実践してくれて、また次につながると思います」と満足げに話した。

（Full-Count編集部）