先発・渡邉、“ノーノー継投”呼ぶ快投 3回6Kに「自分のボール投げられた」
先発で好投、永田監督も評価「2回くらいから本来の調子を取り戻した」
宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は4日、大会2日目が行われた。侍ジャパンU-18代表はスリランカ代表に15-0の6回コールド勝ち。オープニングラウンド2連勝でスーパーラウンド(SR)進出を決めた。投手陣はノーヒットリレー。先発で3回40球を投げ、無安打6奪三振無失点と好投した渡邉勇太朗(浦和学院)は「自分のピッチングができた」と手応えを示した。
初回は先頭打者にファウルで粘られたものの、最後は空振り三振に仕留めた渡邉。3者凡退でスタートを切ると、2回には四球で走者を出したものの、一ゴロ併殺打に仕留めて無失点。3回は3者連続三振に斬ってとり、マウンドを降りた。
試合後には「初めての日本代表の先発投手を任されたんですけど、緊張なく気負わずに自分のピッチングできたと思います」とうなずいた渡邉。ただ、永田裕治監督から「エンジンがかかるのが少し遅い投手」と評されたことを伝え聞くと、「そこが課題だと思うので、そこを修正できればいいなと思います」と表情を引き締めた。
それでも、永田監督は打撃陣に不満を明かした一方で、「ピッチャーが3投手、渡辺、山田、奥川までノーヒットに抑えてくれました」と評価。渡邉についても「2回くらいから本来の調子を取り戻しましたから、よかったと思います」と話した。打線はスリランカの投手の前にフライがやや多くなったが、投手陣はしっかりと力を見せつけた形だ。
渡邉は「ストレートもよく、変化球も切れよく、自分のボールを投げられていたので良かったです」と手応えを示し、「状態はいいです」と明言。今後へ向けて「チームが勝てる投球をすることを意識してピッチングしたいと思います」と誓っていた。
(Full-Count編集部)