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打者は鈴木誠也、投手は菅野…セイバー目線で選出する8月セ月間MVP

広島のリーグ3連覇のカウンドダウンが進む中、2位から6位までは未だ大混戦。全てのチームにクライマックスシリーズのホーム開催の可能性があるセ・リーグ。8月のチーム成績は以下の通りです。

長打力が光る鈴木誠也、セ・リーグ月間安打記録樹立のビシエド

 月間MVPの選出基準は原則NPB公式記録が用いられます。ただ、打点や勝利数といった公式記録は、セイバーメトリクスでは個人の能力を如実に反映する指標と扱わないので、個人の選手がどれだけチームに貢献したかを示す指標による評価は、公式のMVPとは異なることもあることでしょう。

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 そこで、セイバーメトリクスの指標による8月の月間MVP選出を試みます。

○8月月間MVP セ・リーグ打者部門

鈴木誠也(広島)
OPS 1.385 wOBA 0.573 本塁打12 長打率.869 RC27 17.07(すべてリーグ1位)
打率.414 出塁率.517(リーグ2位) 

 候補選手は10名ですが、NPB公式の月間MVP最有力候補は何と言ってもビシエド(中日)でしょう。月間打率.465、得点圏打率.481もさることながら、月間安打数47は、2013年8月に村田修一(巨人)が記録した46を抜き、セ・リーグ新記録となりました。日本記録であるイチローの48(1996年8月)の更新も期待されましたが、8月最終戦2打席目以降は全て凡退に倒れ、記録更新はなりませんでした。それでも、この記録は高く評価されることでしょう。

 しかし、鈴木誠也も8月の記録は決して引けを取るものではありません。

ビシエド(中日) 
打率.465 安打47 本塁打7 四死球13 出塁率.526 得点圏打率.481

鈴木誠也(広島) 
打率.414 安打41 本塁打12 四死球20 出塁率.517 得点圏打率.379

 さらに、セイバーメトリクスの指標で比較してみましょう。

ビシエド
OPS 1.249 wOBA 0.529 長打率.723 RC27 13.70

鈴木誠也 
OPS 1.385 wOBA 0.573 長打率.869 RC27 17.07

セイバーメトリクスでは、バットや足で稼いだ塁の多さに依存する指標が多いため、単打が47安打中35本が単打のビシエドより、41安打中20本が単打の鈴木誠也の方が高評価となるのです。またRC27が3点以上の開きとなっていますが、この要因として考えられるのは併殺打の差。鈴木誠也が1併殺打だったのに対し、ビシエドは5併殺打ということで、これも大きな差に繋がったのではないでしょうか。

 以上より、8月月間MVPセ・リーグ打者部門は鈴木誠也を推挙します。

 なお、先月も追記しましたが、今月の丸佳浩(広島)の月間出塁率は.480と高水準をキープしており、8月末時点でのシーズン出塁率は.490でした。セ・リーグではバース(阪神)の.481(1986年)、パ・リーグでは落合博満(ロッテ)の.487(1986年)の記録更新にも期待がかかります。

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