大谷翔平は「まさに100年ぶり」の男 左腕から初弾の16号に米ファン興奮
1年目の松井氏に並ぶ16本塁打「野球界で最も素敵なスイングの持ち主」
エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)の敵地レンジャーズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。エンゼルスは2-4で敗れたものの、6回の第3打席にメジャーで左腕相手に初本塁打となる16号ソロを放ち、4打数1安打1打点だった。メジャー1年目のホームラン数は2003年の松井秀喜氏(ヤンキース)に並び、日本人歴代2位タイとなった二刀流右腕に地元ファンは興奮している。
ついに左腕を打ち破った。1-4と3点ビハインドの6回先頭で打席に向かった大谷。2ボール1ストライクから、2打席連続見逃し三振に抑えられていた先発左腕マイナーのスライダーを完璧に捉えた。
あまりの打球に外野手もあっさりと追うのを諦めた。呆然と見つめた右中間への特大弾。今季16本目のホームランで、敵地では今季4本目の本塁打となった。マイナーをマウンドから引きずり下ろす一発となった。
この試合の前まで左腕相手には打率.177、0本塁打、2打点と相性が悪かった。アルバート・プホルス内野手が膝の手術で離脱する前には、マイク・ソーシア監督は、左投手相手の試合ではベンチスタートにすることが多かったが、待望の一発はあまりに豪快だった。この一撃に地元ファンはツイッター上で大興奮している。
「オオタニのスイングは美しい」
「オオタニは極めて素晴らしい」
「オオタニが16号を打った。なんてことだ、このキッドは力強い」
「オオタニは、左腕相手には打席に立たせないというソーシュ(ソーシア監督の愛称)のたわ言を封じ込めた」
「オオタニはありえなさ過ぎる。彼のような選手を我々は見たことがない。100年ぶり。まさに100年ぶりなんだよ」
「オオタニはまさに野球界で最も素敵なスイングの持ち主だ」
SNS上で巻き起こったのは称賛の嵐。右肘靭帯損傷を乗り越えて投手としても復活した二刀流のセンセーションは、天敵としていた「左腕」という最後のハードルを華麗に乗り越えようとしている。
(Full-Count編集部)