「打たないと使ってもらえない」―― 指揮官の言葉を胸に1軍目指すロッテ菅野
2度の1軍経験で投手の質の高さを実感「力やキレが違う」
2度の1軍経験を経て、ロッテの菅野剛士外野手は再び1軍の舞台を目指し、2軍が本拠を置くロッテ浦和球場でバットを振っている。
1軍では16打点を挙げているが、打率.189と確実性を欠き、7月23日に2度目の2軍落ち。「(1軍は)ボールの力やキレが違う」と質の高いプロの球に苦戦した。
1軍で活躍するためには、キレのある変化球、力強いストレートに対応できるようにならなければならない。菅野は「それに振り負けないようにしないといけない。甘い球は少ないので、1球で仕留められるよう集中力を高める。ミスショットをしないようにファームでは、心がけてやっています」と、失投を逃さぬよう日々、2軍戦で鍛錬を積む。
また、「単純に色々な攻め方をするので、色々なボールに対応できるようにしている。精度を上げるのは日々変わらない。それをずっと意識してやっています」と、1軍での反省を踏まえ、2軍では様々なボールに対応できるよう技術を磨いている。
8月は15日の日本ハム戦から29日の西武戦にかけて9試合連続安打をマーク。この間は打率.342(38打数13安打)を記録するなど、日々の取り組みが成果としてつながった。
ファームで存在感を示すが、目指すは1軍の舞台。菅野は「僕は打たないと使ってもらえないと思うので、打つことを前提に、打って結果を出したい。守備走塁でもしっかり向上して守れないと試合には出られないので、全部ですね。これっていうわけではなくて全部やらなければいけない」と意気込む。
井口資仁監督からは降格する際に「バッティングの状態だったり、守備も走塁もしっかりやってこい」と言葉をもらったという。“走攻守”全てにおいてレベルアップし、1軍の舞台に戻ってみせる。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)