靭帯再負傷の大谷、最高のシナリオは…米記者が医師の証言からプラン示す

「オオタニは4か月半~半年の間にフルタイムの打者として復帰できる」

 一般的に、トミー・ジョン手術を受けた投手が復帰するまでには、12~14か月を要するとされている。だが、試合でボールを投げることがないDHであるならば、6か月程度での復帰が可能と見られており、手術を受けても「打者・大谷」が来季開幕に間に合う可能性もある。それを裏付ける証言を医師たちがしているというのだ。「オオタニは4か月半~半年の間にフルタイムの打者として復帰できる状態になると考えている」と語った別の医師もいるという。

 パッサン記者は、ある情報元からの話として、スイングで肘を怪我した例はMLBでは「たった一度」しかないというデータも紹介している。打者として出場を続けることに大きなリスクはないとも言える。今季は打者として出場を続け、シーズン終了直後に手術。そして、来季は開幕からDHとしてプレーしながら、2020年の投手としての復帰にも備える。このシナリオはかなり現実的に見える。

 一方で、記事では「最悪なシナリオとしては、もちろんなことだが、投手としての彼の将来が見えてきたという話が持ち上がった段階で、彼の靱帯が再び負傷してしまうことだ」とも指摘。同記者はあくまで大谷の二刀流での活躍を望んでおり、エンゼルスは投打両方の能力を生かすべきだと考えているようだ。「現状として、オオタニをフルタイムの打者に転向させるという考えはナンセンスだ。18か月もあれば、投手復帰への治癒期間としては十分過ぎるものだろう」。投手としてのキャリアを終わらせるという選択肢はなく、2020年のマウンド復帰を目指すべきだと“進言“している。

 エンゼルス、そして大谷はどのような選択をするのか。その決断に大きな注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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