大谷、手術でもDHで開幕間に合う!? 医師が証言「打席に立てない理由ない」

左打ちがプラスに、打撃で「靭帯にストレスをかけることはない」

 記事によると、トミー・ジョン手術による完治の可能性は80~90パーセントとされている。投手としての復帰プロセスは12か月から18か月で、野手は半年から1年間。そして、守備で送球の機会のない指名打者は「わずか6か月」で復帰できるという。中には、4か月半で復帰できると語っている医師もいる。

 復帰プロセスについては、術後3か月は器具を着用して靭帯保護に務め、4か月目に可動域を取り戻すために肘のストレッチや強化をスタートさせるとレポートしている。

 さらに、特集では大谷が今月手術に踏み切った場合のシナリオを予想。もしも、すぐに手術を受ければ、オオタニは来年3月にリハビリの6か月というポイントを迎える。スプリングトレーニングで2019年シーズンに指名打者としての準備を進めることができることになる。打者として活動が投手としてのリハビリに悪影響をもたらすこともないという。

「彼は左打ちなので、スイングで引っ張るのは左腕。肘を曲げること以外に、靭帯にストレスをかけることはない。内角のボールに対応する際には、少し早く(トップハンドの)肘を曲げなければいけないので、少し肘に負荷がかかることもある。しかし、彼の利き手とは逆の手なので、右肘にはひねりがあまりかからない」

「右投げ、左打ち」という大谷のスタイルが打者としての早期復帰に理想的な状況だと、ポデスタ医師は記事の中で明言。そして「死球を受ければ何かしら起こりうる。骨折などがそうだ。靭帯へのダメージはどうかって? それはあまり考えられない」とも語っている。

 ベーブ・ルース以来、メジャー100年ぶりの二刀流の道を歩む大谷だが、豪快無比なホームランやダイヤモンドを疾走するスピードも最高の魅力。肘にメスを入れたとしても、来季打者・大谷のバッティングを堪能できる可能性は高い。

(Full-Count編集部)

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