今季の奪三振王争いは無風 パは楽天則本、セは巨人菅野が独走状態
セは山口俊のリリーフへの配置転換で菅野の2度目タイトルは決定的
◯セ・リーグ
1菅野智之(巨)161奪三振/160回(9.06)
2山口俊(巨)132奪三振/142回(8.37)
3メッセンジャー(神)129奪三振/153回1/3(7.57)
4大瀬良大地(広)128奪三振/146回2/3(7.85)
5東克樹(デ)126奪三振/129回(8.79)
6ガルシア(中)114奪三振/143回2/3(7.14)
7岡田明丈(広)108奪三振/128回(7.59)
巨人の菅野が2016年に続く2回目の奪三振王を確実にしようとしている。2位にはパと同様、同僚の山口俊がいる。山口は7月27日の中日戦でノーヒットノーランを記録したが以後、不振が続き8月23日の登板を最後に2軍落ち。今後は救援に回るとの発表があり、奪三振数は伸びそうにない。
3位のメッセンジャーとは32個差。菅野がローテを維持する限り優位は動かない。
セ・リーグは昨年、巨人のマイコラスと菅野が奪三振数で競り合ったが、今年はマイコラスが抜けたためにこちらも無風だ。
菅野は則本と異なり、三振をバッタバッタ奪うパワーピッチャーではない。イニング数が増えれば三振数も増えていくタイプだ。
巨人は残り18試合しかない。菅野の登板数は3~4回程度だろうが、どれだけ奪三振数を増やすだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)