平野佳寿、痛恨のサヨナラ被弾もロブロ監督は擁護「失投しただけ。9回に適任」
前日にはメジャー初セーブも2戦連続とはならず
ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手は12日(日本時間13日)、敵地ロッキーズ戦で痛恨の逆転サヨナラ2点弾を許し、今季3敗目(4勝)を喫した。勝利目前で1点リードを守り切れず救援に失敗した右腕だが、試合後にトーリ・ロブロ監督は「ただ失投しただけ」と擁護。同時に、手痛い敗戦を「かなりの苦痛」と悔しがった。
4-3で迎えた9回。守護神を解任されたボックスバーガーに代わり、セーブ機会でマウンドに上がったのは平野だった。前日にメジャー初セーブを挙げた右腕だが、先頭パーラに内野安打で出塁を許すと、送りバントで1死二塁とされた直後、ラメーヒューに右翼へサヨナラ2ランを献上した。
試合後、地元テレビ局「FOXスポーツ・アリゾナ」のインタビューに応じたロブロ監督は、救援陣がリードを守り切れずに接戦を落とす最近の状況について「かなりの苦痛。みんな疲れている中で一生懸命やってくれているのは十分わかっているが、必要な時に試合を締め切れないようだ。それは私が向かうべきテーマ」と、声を落としながら敗戦の責任を負った。
前日に続き、守護神として平野を9回のマウンドに送り出したが、リードを守り切れず。「ヨシが9回を投げられるのは頼もしい。私は彼が適任だと思う。ただ失投しただけ。直球が高めに浮いた」と平野を擁護した。
ダイヤモンドバックスは最近10試合を3勝7敗と大きく負け越しており、プレーオフ進出争いでは地区首位ロッキーズに3.5ゲーム差、ワイルドカードでは2位カージナルスに4ゲーム差の4位となっている。2年連続のプレーオフ進出を叶えるためにも、早めにチームを立て直したいところだ。
(Full-Count編集部)