中日・松坂が5回5安打1失点で6勝目の権利 12年ぶり甲子園勝利へ一歩前進
5回2死二、三塁では2戦連続アーチの大山を空振り三振
■阪神 – 中日(13日・甲子園)
中日の松坂大輔投手が13日、甲子園での阪神戦で5回5安打2四死球4奪三振1失点(自責1)で今季6勝目(4敗)の権利を手に入れた。
公式戦では2006年以来12年ぶりに上がった甲子園のマウンドで、松坂が気迫の投球を見せた。1点リードで迎えた初回は3者凡退。2回には死球と左前打で無死一、二塁としたが、後続3人を退けて無失点とした。4点リードに広げた3回は、先頭・才木に四球を与えたが、続く北條を三ゴロ併殺に仕留めるなど打者3人で締めた。
5-0で迎えた4回。先頭・大山に左越え三塁打を許すと、1死から陽川の左翼フェンス直撃二塁打で1失点。それでもナバーロを左飛、伊藤隼を見逃し三振で最少失点で切り抜けた。
武山の犠飛で1点を加え、6-1とした5回には、2死まで順調に奪ったが、北條にレフト前ヒット、糸原に一塁内野安打を許すなど、2死二、三塁のピンチ。だが、ここで2試合連続ホームランと当たっている大山を空振り三振に斬り、貫禄を見せつけた。
5回を投げて95球で降板。6回から中継ぎ陣にマウンドを託した。松坂が勝利を手に入れれば、2006年6月9日以来12年ぶりの甲子園での白星となる。
(Full-Count編集部)