苦しい体勢で遊撃定位置から横投げで…剛速球 マチャドの“鬼肩”は「現実離れ」
強肩ぶりを見せつける美技、実況も興奮「何というプレーでしょうか!」
ドジャースのマニー・マチャド内野手が13日(日本時間14日)の敵地カージナルス戦で強肩ぶりを見せつけた。素手で打球をもぎ取り、体勢が崩れた状態から一塁へ矢のような送球。一塁走者を刺した。MLB公式インスタグラムが動画を紹介すると、ファンからは「現実離れしている」と驚きの声が上がった。
ドジャースの7点リードで迎えた4回だった。1死走者なしでジョーコがピッチャー返しのゴロを打つと、マウンド上のカーショーが咄嗟にグラブを差し出した。打球はコースが変わり、三遊間へ。二塁ベース方向に動いていた遊撃のマチャドは逆を突かれる形となった。
しかし、素早く反応すると素手でボールを掴む。そして、ほぼ遊撃の定位置で三塁側に体が振られる苦しい体勢から、一塁へ横投げでボールを送った。逆を突かれたとは思えない“剛速球”がフリースのグラブに収まり、ジョーコはアウト。敵地がどよめいた。
ロサンゼルスで試合を中継していた地元テレビ局「スポーツネットLA」では、実況が「何というプレーでしょうか!」と興奮気味に伝えた。すると、解説を務めていた往年の名投手、オーレル・ハーシュハイザーは「カーショーがグラブに当てて打球の方向が変わりました。彼(マチャド)が打球の変化に対応しなければならなかったのは、そのためです。そして、クレイトン(カーショー)があんな感じでマニーに向けてニッコリ笑顔を浮かべている理由もそれが理由です。素晴らしいプレーでした」と称賛。実況は「彼にとっては毎度のことですが、なんだかんだで今のプレーも簡単に見せてしまうのですよね」と唸った。
MLB公式インスタグラムはこのプレーの動画を公開。ファンからは称賛の声が集まった。
「彼は片手さえあれば問題ない」
「マニーからしたら簡単なプレーだ」
「マニーが恋しい」
「この男と既に契約延長してくれ」
「超カッコイイ」
「非常に素晴らしい」
「グローブ不要」
「現実離れしてるよな」
「なんてことだ」
「GOAT(Greatest Of All Time/史上最高)」
この日は34号ソロを放つなど、3安打3打点と打っても大暴れだったマチャド。9-7での勝利に大きく貢献した。7月に加入したスーパースターは、ドジャースを30年ぶりの世界一に導けるだろうか。