メジャーで常識を覆す奇跡の一打が生まれる MLB公式絶賛の「バント二塁打」
ブルワーズのアルシアがバントで一塁線を破る2点タイムリー二塁打
メジャーリーグで世にも珍しい“2点タイムリーバント二塁打”が飛び出した。14日(日本時間15日)に行われたブルワーズ対パイレーツ戦で起こった衝撃の一打をMLB公式ツイッターが動画を交え報じている。
一塁線を破る強烈な2点タイムリーバント二塁打…。まさかの一打を放ったのはブルワーズのオーランド・アルシアだった。1点リードの6回1死二、三塁の場面でパイレーツのブローが投じた初球を一塁線へプッシュバント。前進守備を敷いていたため、打球は一塁ベースの横ギリギリを転がっていき右翼ファウルゾーンまで到達した。
三塁走者、二塁走者が一気にホームに生還し、バントしたアルシアも悠々と二塁ベースに到達するタイムリー二塁打。記録上は右翼線二塁打となったが、信じられない光景にMLB公式ツイッターも注目。見出しもシンプルに「バント二塁打」とツイートし動画を公開するとファンからも驚き、歓喜の声が挙がった。
「2打点のバント二塁打だよ」
「見てとても楽しかった! カウンセルのリアクションも素晴らしい」
「クレイグ・カウンセルの笑顔が素敵。ただ美しい」
「また新しいものを目撃したよ。ありがとう、野球」
「ワォ!」
「パイレーツにしか起こらないだろう」
「ナイス!」
また、この試合を中継した「FOXスポーツ・ウィスコンシン」の実況は「長打にバントは使えないと誰が言ったのでしょう? ハハハ。このようなことは今までに見たことがありません」と驚愕。解説を務めたビル・シュレーダー氏も「あらゆることを見たことがあると思っていても、これは初めてですね」と驚きの声を挙げていた。