巨人・岡本に期待がかかる「3割、30本、100打点」 史上最年少記録へあと6打点

巨人・岡本和真【画像:(C)PLM】
巨人・岡本和真【画像:(C)PLM】

52年間破られなかった王貞治氏の記録を15年に山田哲人が更新

 9月14日のDeNA戦で巨人の4番、岡本和真はパットンから死球を受け、途中退場した。しかし15日は4番でスタメン出場。関係者をほっとさせた。

 岡本は9月15日終了時点で131試合に出場、494打数155安打31本塁打94打点、打率.314、あと6打点で3割、30本、100打点をクリアすることになる。1996年6月30日生まれの岡本は、22歳。このままいけば、史上最年少の3割、30本、100打点達成者になる。

 3割、30本、100打点は2017年までのべ134人が記録している。その若年順の10傑。()は打率順位。各年10月1日時点での年齢。

山田哲人23歳2か月/2015年(ヤクルト)
 143試557打183安 率.329(2)38本100点
王貞治23歳4か月/1963年(巨人)
 140試478打146安 率.305(3)40本106点
掛布雅之23歳4か月/1978年(阪神)
 129試465打148安 率.318(7)32本102点
門田博光23歳7か月/1971年(南海)
 129試506打152安 率.300(11)31本120点
山田哲人24歳2か月/2016年(ヤクルト)
 133試481打146安 率.304(6)38本102点
王貞治24歳4か月/1964年(巨人)
 140試472打151安 率.320(2)55本119点
筒香嘉智24歳10か月/2016年(DeNA)
 133試469打151安 率.322(3)44本110点
大杉勝男25歳6か月/1970年(東映)
 130試492打167安 率.339(2)44本129点
王貞治25歳4か月/1965年(巨人)
 135試428打138安 率.322(2)42本104点
原辰徳25歳2か月/1983年(巨人)
 130試500打151安 率.302(12)32本103点

 この記録は長く巨人の王貞治が保持していた。1962年に一本足打法に転向し、いきなり本塁打王になった王貞治は翌年に23歳4か月で40本、106打点、打率.305を記録。それまでの記録だった1950年の巨人、青田昇(137試557打185安33本134点、率.332)の25歳10か月を2歳上回った。

 王貞治の記録は52年間破られなかった。1978年の掛布も同じ23歳4か月だが、王は5月20日、掛布は5月9日生まれで、王の方が11日早かった。しかし2015年になって、ヤクルトの山田哲人がトリプルスリーに加え、100打点も達成し、最年少でこの記録を達成した。山田は翌年もトリプルスリーに加え102打点でこの記録を達成。さらに2016年にはDeNAの筒香もこの記録をクリア。最近、若手の日本人打者の躍進が目立っていた。

最年長記録は門田博光氏、チームの信頼とシーズン通しての安定感が必要

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