巨人・岡本に期待がかかる「3割、30本、100打点」 史上最年少記録へあと6打点

最年長記録は門田博光氏、チームの信頼とシーズン通しての安定感が必要

 10傑の顔ぶれはすべて、各球団の主軸を打ったスター選手。ほとんどが複数回、3割、30本、100打点をマークしている。最多は王貞治の12回だが、原辰徳は1983年の1回だけに終わった。また筒香も今のところ1回だけだ。ちなみに5位の門田博光は、1988年には最年長の40歳7か月で、3割、30本、100打点をマークしている。

 3割、30本、100打点は単に長打力があったり、安打を打つのが巧みなだけでは達成できない。シーズンを通して安定感のある成績をあげないと、この数字はクリアできない。監督、チームの信頼を得て中軸に固定されないと、打点は積みあがらない。そういう意味では、この数字は「中軸打者の証」ということができる。

 今季89代目の巨人4番打者になった岡本和真。巨人の主軸、そして日本の中軸打者として、今後どこまで記録を伸ばしていくだろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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