大谷翔平の20発にソーシア監督も称賛「これほどの打席数があれば…」
日本人での20本塁打は松井秀喜氏以来、史上2人目
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地マリナーズ戦に「4番・DH」で11試合連続でスタメン出場し、第1打席で8試合ぶりとなる20号ソロを放った。日本人では、松井秀喜氏に続いて史上2人目となるシーズン20本塁打を達成。4打数2安打1打点の活躍で打率は.293となった。
相手先発は右腕ラミレス。トラウトの34号2ランで2点を先制すると、これに大谷が続いた。大谷は3ボール1ストライクからの5球目、88.8マイル(約143キロ)ツーシームを完璧に捉えた。打球は高々と舞い上がると、中堅手の遥か頭上を越えて、スタンドへと飛び込んだ。
メジャー挑戦1年目で松井氏以来となる20本の大台に乗せた大谷。試合には敗れたものの、試合後、エンゼルスのマイク・ソーシア監督も二刀流右腕の20本到達に驚きの声をあげた。
「このような打席数を前提に考えていなかった。彼の登板を考えていたからね。これほどの打席数があれば、20本塁打を打つ能力はある。もし彼が投げていたら、これほど打席には立つ機会はなかっただろう。そういった意味では、このような数字を記録できて、良かったと思う」とコメントした。
右肘の靭帯損傷があり、投手としては10試合の登板にとどまっている大谷。二刀流の継続はならなかったものの、その分、打者としての出場が増え、本塁打を量産している。今季の投手としての登板はなくなったものの、その分を補ってあまりあるだけの打者としての活躍を見せている大谷の活躍に、ソーシア監督も目を細めるばかりだった。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)