日本ハム栗山監督、主砲の一打に「感動しました」 2位ホークスと1ゲーム差

日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】

6回に中田の逆転2点適時二塁打が決勝打

■日本ハム 4-2 オリックス(17日・札幌ドーム)

 日本ハムは17日、本拠地・札幌ドームでオリックスに逆転勝ちを収め、連敗を2で止めた。

 1点を追う6回1死一、三塁で中田翔内野手が左中間に逆転の適時二塁打を放った。これが決勝点となり、試合後、栗山英樹監督は「感動しましたね。なかなか結果が出ず、背負い過ぎているなと思って見ていたので」と主砲の意地の一打に目を細めた。

 この場面、一塁走者の近藤健介捕手は逆転のホームに頭から滑り込んだ。「どういうゲームか、シーンか、みんな分かっていたと思う。今日やられると本当に嫌な感じになる大事なゲームだったので良かった」と指揮官。気迫を前面に出し、チーム一丸となって奪い取った白星だった。

 先発した上沢直之投手は3回と6回に1点ずつ失ったものの、7回2失点と粘投した。終盤は宮西尚生投手、石川直也投手の必勝リレーで締めた。上沢は7月27日ソフトバンク戦以来、約1カ月半ぶりの勝利となり「ずっと勝っていないといっても一生懸命投げてくれていたのに、勝たせてあげられなかった。何とか勝たせてあげられて良かった」と指揮官はホッと息をついた。

 西武に敗れた2位ソフトバンクとの差は1ゲーム差に接近。明日18日からは、この日マジック11が点灯した首位・西武との2連戦に臨む。「まずは2試合、目一杯行くしかない」と固い決意をにじませ、球場を後にした。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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