ダルビッシュ、米メディアの“不名誉リスト”入り 「現契約を後悔する20人」に
「今頃シアトルにいた方が良かったのでは…」
右肘にストレス反応が生じ、今季絶望となったカブスのダルビッシュ有投手。先日は右肘のクリーニング手術を受け、来季の復活に向けて着々と準備を進めている。6年1億2600万ドル(約141億1000万円)の大型契約を結んだ1年目に、思うような貢献ができなかった右腕が、米メディアが選ぶ不名誉なリストに入ってしまった。
米スポーツ専門メディア「ザ・スポーツスター」では、「現所属球団との契約を後悔しているMLB20選手」と題した特集を展開。その20位として、ダルビッシュの名前が挙がった。
寸評では、サイ・ヤング賞候補、4度の球宴選出といった輝かしい経歴を持つダルビッシュと契約したことについて「カブスを責めることはできない」と指摘。ダルビッシュ自身も優勝を狙える球団と大型契約を結んだことに満足していただろうとしている。
だが同時に、右上腕三頭筋の故障をきっかけに、今季は8試合に投げ、防御率4.95という成績で終わってしまったことに言及。「ユウは辛辣なシカゴ・メディアから批判を受けており、彼は最も成功を収めたア・リーグに戻りたいと考えているだろう」と推察している。
さらに、まだわずかではあるが、ワイルドカードでのプレーオフ進出の望みを残すマリナーズが「まだ先発投手を探している」とし、「今頃シャイタウン(シカゴの愛称)よりもシアトルにいた方が良かったのではないかと考える向きもいるだろう」と締めくくっている。
来季こそは健康状態を取り戻し、カブスと契約して正解だったと言われるような働きを見せつけたい。
(Full-Count編集部)