大谷、好機広げる左前打 エンゼルスは相手ファンの捕球“妨害”後に大逆転
左腕から2試合ぶりヒット、8月1日以降の打率.343はメジャートップ
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地アスレチックス戦に「5番・DH」で渡米後最長の13試合連続スタメン出場。6回の第3打席で、2試合ぶりのヒットとなる左前打を放った。
大谷は、2回の第1打席は1死走者なしで2番手右腕メンデンから四球も、後続が倒れて得点にはつながらず。エンゼルスは4回、トラウトの両チーム初ヒットとなる35号ソロで先制した。大谷はその直後、1死一塁で打席へ。ここは左飛に倒れた。
エンゼルスはその裏に4点を失って逆転を許す。大谷は1-4の6回1死一、二塁の好機で打席へ。アスレチックスは左腕バクターを投入。大谷はカウント2-2からの5球目、92マイル(約148キロ)の高めの直球をレフト前に運んだ。
続くシモンズは1度は右翼へのファウルフライを打つも、ピスコッティが捕球する直前にファンがグラブを出してボールを触り、ファウルに。その後、シモンズは2点タイムリー。さらに、ウォードが死球の後、カワートが逆転満塁弾。エンゼルスが7-4と一気に逆転した。
大谷は15日(同16日)の本拠地マリナーズ戦でソロ弾を放ち、日本人では松井秀喜氏以来2人目となるシーズン20本塁打に到達。しかし、16日(同17日)の同戦では3打数無安打1四球だった。第4打席で振り逃げを選んだ後には二盗を試みたが失敗。その際に左足首を捻っていたが、17日(同18日)のオフを挟み、この日は無事にスタメンに名を連ねた。
大谷はこの試合の前まで、9月の打率.364、5本塁打、12打点と好調。8月1日以降の打率.343は、100打席以上に立っている打者の中ではメジャートップを記録している。