ドジャース7選手20発のナ新記録 天王山3連勝にロバーツ監督「我々を象徴」
ケンプが20号を放ち7選手が20本塁打超
前田健太投手が所属するドジャースが、ナ・リーグ西地区6連覇に前進した。19日(日本時間20日)、本拠地での2位ロッキーズとの首位攻防戦第3ラウンドに5-2で勝利。ロッキーズに2.5ゲーム差をつけ、優勝へのマジック「8」が点灯した。
先発のビューラーは初回に2点を先制されたものの、その後はロッキーズ打線に得点を許さず、6回3安打12三振2失点と好投。2回にケンプが20号ソロ、5回にはドージャーが適時二塁打を放って同点に追いつくと、7回に代打プイグが3ランを放って勝ち越しに成功した。
リードを奪って迎えた8回には前田がマウンドに。右腕は2連続三振を奪った後にアレナドに右前安打を許して降板となったが、後を受けたアレクサンダーも好リリーフ。9回は守護神ジャンセンが締め、首位攻防戦3連勝を飾った。
ロッキーズに2.5ゲーム差をつけ、6年連続の地区優勝に近づいたデーブ・ロバーツ監督も、ライバル相手の3連勝に納得の表情だった。試合後は「我々がどのような球団かを象徴するようなシリーズだった。ヤシエルはあの重要な場面で出場して、それに向けて準備もしていた。そして彼はしっかり結果を出してくれた。間違いなく非常に大きな働きだった」と語り、代打で決勝3ランを放ったプイグを称賛した。
ケンプが20号本塁打を放ったことで、33本塁打のマンシーを筆頭に、ベリンジャー、グランダル、ピーダーソン、プイグ、ヘルナンデス、そしてケンプと「20本塁打以上が7選手」というナ・リーグ新記録も樹立したドジャース。マジック8が点灯し、残りは9試合。「我々の選手たちは1球1球が大事だと言うことがわかっている。まだ9試合残っているが、確定していることは何もない。現在我々はベストなプレーができていることが素晴らしい」とロバーツ監督は語っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)