防御率1.78も黒星先行…デグロムが語るCY賞「僕にとっては非常に大きな意味」
ここまで30試合に登板し防御率1.78ながら7勝8敗のデグロム
メッツのジェイコブ・デグロム投手は今季ここまで30試合に登板し、8勝9敗ながら防御率は驚異の1.78をマークしている。サイ・ヤング賞の有力候補に名前が挙がる右腕は、20日(日本時間21日)に「MLBネットワーク」の人気コーナー「チャッティングケージ」に出演し、「この賞は僕にとって非常に大きな意味を持っている」と語った。
デグロムは3日(同4日)のドジャース戦で6回1失点の好投を見せ、先発で25試合連続3失点以下とし、1985年にメッツのドワイト・グッデンがマークした24試合連続を更新するメジャー新記録を作った。その後も11日(同12日)マーリンズ戦、17日(同18日)レッドソックス戦でも3失点以下で投げ、自身の記録を27試合に更新している。
防御率は両リーグトップの1.78を記録しながら、ここまで8勝9敗と黒星が先行。サイ・ヤング賞の対抗馬となるナショナルズのマックス・シャーザーは17勝7敗、防御率2.53、メジャートップの277奪三振を記録し、賞レースの行方はアメリカで大きな議論を呼んでいる。
2014年に新人王を獲得したデグロムは、投手では最高の栄誉ともいえるサイ・ヤング賞に「とても大きなことだよ。チームが今と異なる順位だと良かったんだけど、選手は個人的な目標も立てるものだからね。どんな投手にとってもサイ・ヤング賞を獲ることは目標の1つだと思うんだ」と強い思いを語っている。
メッツは現在ナ・リーグ東地区の4位に低迷していることもあり、「僕たち(メッツ)が違う位置につけていたらいいなと思うけど、この賞は僕にとって非常に大きな意味を持っているんだ」と語った。
デグロムは今季中に少なくとも2度先発マウンドに立つことになるが、はたして白星が黒星を上回ることはできるのだろうか。