大谷翔平、敵地メディアが異例の新人王推薦「エ軍で最も輝けるスター」
ソーシア監督は改めて絶賛「違うレベル」
ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流挑戦で大きな注目を集めているエンゼルス大谷翔平投手。右肘靱帯の損傷で今季残りは打者としての出場に専念するが、同一シーズンで50投球回&15本塁打を達成したのは、1919年のルース以来の快挙となった。
二刀流の道を追い求めるが故に、投打ともに規定数に達していないが、今季ア・リーグ新人王の最有力候補に推す声は多い。20日(日本時間21日)に3-21と大敗を喫したアスレチックスの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」も「ショウヘイ・オオタニは、スターは多いが負けているエンゼルスで最も輝けるスター」と題した記事で新人王に推薦した。
記事では、今季のプレーオフ進出の可能性が絶たれたエンゼルスだが、MVP2度受賞のマイク・トラウトや名遊撃手アンドレルトン・シモンズのように球界を代表するスターが多いことに言及。同時に「オオタニは国際的な有名人で、今季打率.300前後、25本塁打で終える可能性があり、もう1つの才能が(健康であれば)100マイル(約161キロ)の球が投げられることだと考えたら驚異的な成績。ベーブ・ルース以来、彼のような選手はいなかった。その素晴らしいシーズンを締めくくるのに、新人王獲得は完璧だろう」と絶賛している。
またエンゼルスのマイク・ソーシア監督が「メジャーには素晴らしいシーズンを送っている優れた新人たちがいるが、ショウヘイがしていることは違うレベルだ。打撃だけではなく、投球や走塁も含む話。彼は想像しうる全てを成し遂げている」と称える様子も伝えている。
地元メディアばかりか敵地メディアにも支持される大谷は、新人王獲得に一歩近づいたと言えるかもしれない。
(Full-Count編集部)