今季メジャーとマイナーを6往復の牧田和久 地元紙が特集「信頼を取り戻そうと」
今季開幕はメジャーも、傘下3Aと行き来する日々
今季パドレス入りした牧田和久投手は、9月11日(日本時間12日)にメジャーに合流し、登板機会をうかがっている。他に例を見ないアンダースローの使い手として期待されたが、日米の違いの順応に時間を要し、今季はメジャーとマイナーを都合6往復する慌ただしい日々となった。地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」では、牧田に関する特集記事を展開。「パドレスからの信頼を取り戻そうとしている」と現状を伝えた。
オフにパドレスと2年約400万ドル(約4億5000万円)で契約を結んだ右腕は、西武で7年を過ごした日本時代は276試合に投げて(110先発)、53勝49敗25セーブ54ホールド、防御率2.30の好成績を収めた。だが、今季はメジャーで25試合に投げ、0勝1敗、防御率6.10と苦戦。3Aでは24試合に投げて1勝1敗、防御率3.76の成績だったが、記事では「いろいとな面で適応に苦しんだ」と指摘した。
特集の中で、牧田について質問されたパドレスのアンディ・グリーン監督は「適応するためには時間が必要。来季、彼が活躍できないわけじゃない。チームのために成功してくれると信じている」と期待を寄せると同時に、「メジャーで通用する球を学習したり、一定の成果はあった」と手応えも感じているようだった。
今季の経験をいかに来季につなげることができるか。そのためにも今季残り試合で登板チャンスが回ってきた時は、いい感覚を持ったままシーズン終了を迎えたい。
(Full-Count編集部)