マリナーズが粋な計らい 岩隈が27日に超異例の“ラスト登板”「感謝でいっぱい」
セーフコ・フィールドでのアスレチックス戦で始球式に登板
今季限りでマリナーズを退団することが決まった岩隈久志投手が、26日(日本時間27日)にマリナーズの本拠地セーフコ・フィールドで行われるアスレチックス戦で始球式を行うことになった。来季、日本球界に復帰し現役を続行する方針の右腕は自身のインスタグラムを更新し、始球式を行うことになったことを報告した。
2012年に楽天からマリナーズへ移籍した岩隈は、3度の2桁勝利をマークし、2015年にはノーヒットノーランを達成した。昨季終盤に右肩の手術を受け、マイナー契約となっていた今季はメジャーでの登板なし。9月13日に、今季限りでマリナーズを退団することが発表され、来季は日本で現役を続行するとされている。
7年間在籍した愛するマリナーズからの粋な計らいに、岩隈は自身のインスタグラム上で「9/26のアスレチックス戦で始球式をする事になりました。引退をするわけではないのに驚きですが、マリナーズの深い愛情に感謝の気持ちでいっぱいです!7年間お世話になったチームとマウンドに感謝の気持ちを込めて投げたいと思います!」と、マリナーズへの感謝の思いと、最後の“メジャー登板”への意気込みを記していた。
岩隈自身が記したように、現役を引退するわけではない選手が、まだ在籍している球団で始球式を行うのは異例中の異例といえる。それだけ、岩隈がマリナーズから、そしてマリナーズファンから愛されている証と言えるだろう。