グリエル兄弟がMLB初対決 弟はアクシデントで途中交代も「自分はとても幸運」

弟は今年MLBデビューし、待望の兄弟対決実現

 兄のユリは第1回~3回のWBC代表、2008年北京五輪などでキューバ代表の主軸を打ち、母国を亡命した後に2016年シーズン途中からMLBでプレー。強打のアストロズ打線の中軸として活躍している。2015年のプレミア12にキューバ代表として出場したルルデスJr.は、2016年にブルージェイズと契約、今年4月のヤンキース戦でMLBデビューを果たした。

 ルルデスJr.は「僕は恵まれているよ。自分が兄弟の中で一番下だったので、ユリだけでなく他の兄弟や父がどうやって各々の仕事に取り組んでいるか知ることができた。球場の内外で、彼らは周囲に対してとてもしっかりしているし、リスペクトの気持ちで溢れている。兄がいてくれて、自分はとても幸運だ」と、兄への敬意を表した。

 ブルージェイズの公式ツイッターによると、試合後、ユリは「母は僕らのどちらを応援するか決めきれなくて、ハーフ&ハーフのユニホームを作ったんだ」と話し、アストロズとブルージェイズのユニホームを半分ずつにしたユニホームで兄も弟も応援していたと明かした。グリエル家はキューバでも有名な野球ファミリーで、父も3兄弟もすべて野球選手。母にとって、短い時間とはいえ兄弟が相まみえたこの日の試合は、至福の時だったことだろう。

 なお、試合は5-3でアストロズが勝ち、ア・リーグ西地区優勝へのマジックナンバーを「2」とした。

(Full-Count編集部)

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