ホークス森、NPB記録の7試合7連続セーブ 8日間7セーブの大車輪で獅子追撃
運の要素も強い連続試合セーブ記録
対照的に、2007年7月の阪神の藤川球児はオールスターブレークの5日間をはさんでいる。ちなみに藤川は20日のオールスター戦でセの4-0の9回に投げて1回を無失点で抑えている。藤川はこの間、イニングまたぎが3回もあった。
連続試合セーブ記録は、その投手だけの能力では達成できない。チームがセーブの数だけ連勝しなければならないし、その間の9回、クローザーがマウンドに上がる時点での得失点差が3点差以内でなければならない。運の要素も強い。
森は絶対的なクローザーだったサファテの故障でシーズン序盤にクローザーの役割を引き継いだ。4月には3セーブを挙げたものの防御率7.50と不安を感じさせたが、8月は1.54、9月は0.96と抜群の安定感。最近はチームの上げ潮ムードにも乗って、ベテランのクローザーのような貫録を見せている。
森は8日間で7セーブと過酷な登板が続いているが、連続試合セーブ記録をどこまで伸ばすだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)