大谷翔平は新人王になるべき? 地元紙が大特集 他球団番記者にもアンケート

怪我で戦列を離れた期間を問題視する声も…

「彼が怪我せずにシーズンを通じてプレーしていたら確実だっただろう」と語ったのは、「シアトル・タイムズ」紙のライアン・ディビッシュ記者。故障期間がありながら、二刀流という偉業に挑む大谷の功績を高く評価した。大谷新人王の鉄板派「サンフランシスコ・クロニクル」紙のジョン・シェイ記者は「予め決まっていたかのようにも思えるが、もはや議論の必要もないだろう」と断言。「彼は投打どちらもハイレベルでこなし、あらゆる球界関係者の視線を釘付けにした」と称賛した。

 その他の新人王有力候補には、ヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手とグレイバー・トーレス内野手が挙げられている。ヤンキースファンはこの2選手の新人王選出を猛プッシュしているが、なんとヤンキースの番記者からも「大谷派」が登場している。

 スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のマーク・クレイグ記者は「かなりの僅差だが、私はオオタニへの投票に傾いている」と告白。だが、「もし投票権を持っているとしたら、投票する瞬間までこの考えを貫き通せる確信はあまりない」と揺れる心も明かしているという。

 一方で“反大谷派”の声も出ている「タンパベイ・タイムズ」紙のマーク・トプキン記者だ。「オオタニは他の新人の手が届かないほど堅実でいい1年を過ごした。だが、投票する上で引っかかるのは、最良のシーズンを過ごしたわけではないこと。怪我で欠場や短期スランプもあったので、評判通りではなかったとなる可能性もある」とし、右肘靭帯損傷による離脱期間を疑問視したという。

 その他、「ボストン・グローブ」紙のピート・エイブラハム記者、カナダのテレビ局「スポーツネット」のシャイ・ダビディ記者は、大谷を最有力候補に推したという。

 実際に新人王の投票権を持つ記者は、最後の最後まで頭を悩ませることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY