大谷、無安打で打率.286に 三振判定に本拠地ブーイング、新人王へ残り1試合
「ジャパンデー」も5試合ぶりノーヒット、エ軍は負け越しが決定
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地アスレチックス戦に「4番・DH」でスタメン出場。微妙な判定の見逃し三振に倒れるなど、4打数無安打に終わった。5試合ぶりのノーヒットで打率は.286に低下。新人王の有力候補にも名前が挙がっているが、30日(同10月1日)の今季最終戦の結果も重要になってきそうだ。
エンゼルスは初回、先発スカッグスが2点を失うと、大谷はその裏の2死一塁の場面で右腕ヘンドリックスの6球目を捉えたが、ライナーは左翼手の正面。0-3となった4回の第2打席も、2死走者なしで右腕ケーヒルからライナーを放つも、再び左直に倒れた。
3点を追う6回1死一塁では、カウント1-3から右腕ケリーの内角への直球、外角へのスライダーを自信を持って見送った大谷だが、2球連続でストライク。いずれも微妙な判定で見逃し三振に倒れ、本拠地はブーイングに包まれた。大谷は8回先頭は右腕ファミリアの前に左飛。この日は「ジャパンデー」だったが、バットから快音は響かなかった。
エンゼルスは2-5で敗れ、連勝は「4」でストップ。負け越しが決まった。ヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手、グレイバー・トレース内野手とともに新人王の有力候補に名前が挙がっている大谷だが、今季最終戦で自己新の23号本塁打やヒットが飛び出すかが大きなポイントになりそうだ。