大谷、逆転呼ぶ「パーフェクトスイング」 最終打席の安打にエ軍OB“称賛締め”
9回に大谷のヒットから逆転「またしても本当にいいスイングです」
エンゼルスの大谷翔平投手は9月30日(日本時間1日)、今季最終戦の本拠地アスレチックス戦に「3番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打で5-4のサヨナラ勝利に貢献した。9回の最終打席に鮮やかな中前打で逆転の口火を切った大谷の打撃について、メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「パーフェクトスイングだ!」と圧巻のルーキーシーズンを“称賛締め”している。
今季限りでの辞任を表明した恩師、マイク・ソーシア監督のラストゲームの最終打席。千両役者が魅せた。
9回先頭で今季最終打席を迎えた大谷は右腕ハッチャーと対戦。カウント1-2から4球目の94マイル(約151キロ)のファストボールを鮮やかにセンター前にはじき返した。すると、地元ロサンゼルスで試合を中継していたテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」で解説を務めるエンゼルス元投手のマーク・グビザ氏は「パーフェクトなスイングだ! ショウヘイ・オオタニ!」と力を込めた。
この日も鋭い当たりを連発していた。3回の第2打席では1死一塁で痛烈なライナーを打つも、相手先発アンダーソンの臀部を直撃。ボールは一塁方向に転がり、一塁手オルソンが二塁に投げて一塁走者のハーモシヨがアウトになる不運もあった。
「ブレット・アンダーソンから放ったライナーはフィルダースチョイスでしたが、またしても本当にいいスイングです」
二刀流のスーパースターの活躍を一貫して高く評価してきたエンゼルスOBのグビザ氏。「パーフェクトスイング」が今シーズンの“称賛締め”となった。
大谷は続くマルテの適時二塁打で快足を飛ばして生還。エンゼルスはその後、ワードの逆転サヨナラ2ランで劇的勝利を飾った。大谷が逆転勝利の火付け役となった。
打者としては104試合出場で打率.285、自己最多タイの22本塁打、61打点、10盗塁、投手としては10試合登板で4勝2敗、防御率3.31の成績でメジャー1年目のシーズンを終えた二刀流。グビザ氏は来季、打者に専念する大谷をどんな言葉で称賛するのだろうか。
(Full-Count編集部)