広島「強打の捕手」會澤が3度目の正直で日本一へ 「本当に今年は何としても」
打率3割、2桁本塁打をマークしている曾澤
プロ野球セ・リーグは広島が圧倒的な強さを見せつけリーグ3連覇を果たした。鈴木、丸、菊池ら強力打線が注目されたが、打率3割、13本塁打を記録するなど強打の捕手としてチームを牽引した會澤翼捕手。DAZN「野球ラボ」では「広島カープ 圧倒的な強さの秘密を徹底分析」と題し、會澤へのインタビューを行っている。
セ・リーグ球団の3連覇は巨人に次いで2球団目、広島が本拠地でリーグ優勝を果たしたのは1991年、以来27年ぶりの出来事で歓喜の瞬間を「嬉しかった。ほっとしたという」と振り返った。
主に8番としてここまで打率3割、2桁本塁打をマークするなど近年では少なくなった「強打の捕手」としてチームを支えている。自身の打撃に関しては「僕はキャッチャーなので、1点でも多く取ってピッチャーをなんとか楽に投げさせてあげたいと思っています」と“捕手らしい”言葉で謙虚に語っている。
本塁打、打点、打率など打撃の中で一番心がけているのは「やはり下位打順からつないでいけば、上位打線に回りますんで、そういうのもあるので出塁率。出塁っていうのを僕は考えていますね」と出塁率を挙げた。
リーグ3連覇を果たしたが、過去2年はクライマックスシリーズ、そして日本シリーズで悔しい思いをしてきた。
「その2年間の経験をどう生かすかと、僕は思うので。あの2年があったからこそと思われるような、CSにしても日本シリーズにもそういうことは思うんですけど。本当に一人ひとりがそういう気持ちでいると思うのでやってきたいなと思います。本当に今年は何としても日本シリーズに行かなくちゃいけない年でもあると思う」
3度目の正直で狙うは勿論、日本一。強力打線を武器にセ・リーグを圧倒してきたが、短期決戦での戦い方はシーズン中とは一味も二味も違う。その難しさは嫌というほど経験してきただけに日本一への思いは誰よりも強い。扇の要として、そして強打を武器に広島を34年ぶりの日本一に導く。